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千葉市に40年以上住むけんちゃんが、大好きなお店をぶらーりと食べ歩きをする企画の続編。三代目けんちゃんことふくちゃんが行く、千葉市ぐるっと食べ歩き。今回のお店は・・・・・・・
けんちゃんの食べ歩き
ハシームの食べ歩き

第三十七話 蕎麦打ちは蕎麦に習う の巻A
先々代のけんちゃんには”自腹で千葉市の大好きなお店を食べ歩いて食べつくしてしまおう”という夢があった。しかし、健康上の理由から、その夢は途中で敗れてしまう。二代目けんちゃんことハシーム君がその意思を引き継ぎ、食べ歩き続けたが2006年秋突然の引退。そして、その緊急事態に、けんちゃんの強い意志に感銘をうけた男が千葉市に現れた。その名はふくちゃん。ふくちゃんが、千葉市を食べ暴れ歩き回る。

今回のお店は、千葉都市モノレール作草部駅から徒歩5分、稲毛区作草部にある本格石臼手打蕎麦 泰庵さんです。研究熱心なご主人による全て手打ちで十割のお蕎麦をいただけるというこちらのお店。
 何でも先々代のけんちゃんが最近いたくお気に入りとのこと。けんちゃんの健康状態を気にしつつ、泰庵さんの門を叩いた我々なのでした。

前回のお話


では、続いて残りの二種類の蕎麦もいただきましょう!
「いったっだっきっまっす〜」
「ズズズズズーっ、ズズズズズーっ、」

「ふくちゃん、いかがですか?」
「ズズズズズーっ、ズズズズズーっ、」
「ふくちゃん、そろそろ感想を聞かせてください」
「ズズズズズーっ、ズズズズズーっ、」
「・・・」

とまあこんな具合にふくちゃんは食べるの夢中となってしまい、なかなか感想を言ってくれません。
ようやく次のような感想を言ってくれました。

「真ん中の田舎蕎麦はこの中では一般的なお蕎麦に近いかもしれませんね。だけど普通のより蕎麦の香りがとっても良い。
そして最後に食べた本粗挽きは、ざらざらした歯ざわりが楽しめます。こちらも香りがとっても良い。野趣あふれる感じですね。
そして日本酒にとっても合います。日本酒がお好きな方はグビグビ飲んでしまうかもしれませんね。」


というような感じで一気に食べ尽くしたふくちゃん。私の食べる分は残念なことにほとんど残っておらず・・・

さてお蕎麦を食べた後には蕎麦湯でしょう。
こちらのお店でも蕎麦湯が運ばれてきました。

こちらがこのお店の蕎麦湯


では早速いただきましょう。
「いったっだっきっまっす〜」
「おおー、この蕎麦湯、飲んだことのない蕎麦湯ですね。味がとっても濃いです。普通の蕎麦湯は水っぽいですけど、これはドロッとしていて、味に深みがありますね。」


そうなんです。こちらの蕎麦湯は単なる蕎麦のゆで汁ではないんですよ。蕎麦湯のための蕎麦湯を作っているんです。
そして、ご主人の話によるといつも同じ蕎麦湯を作るわけではないようです。そういうわけで、蕎麦湯を飲みに来るお客さんもいるそうですよ。
三種類のお蕎麦を全てたいらげ、さらに蕎麦湯も飲み、とっても満足げなふくちゃん。
ここで日本酒を一口。ご機嫌の様子です。

さて、次は何を食べましょうか?
と迷い、店内を見渡してみると、意外にも品数がとっても多い。
そして、蕎麦だけではないことに気がついた我々。そこでふくちゃんから次にいただくもののリクエストが入りました。
「珍しいですね。お蕎麦屋さんなのにとってもメニューが豊富、ボタン海老のお刺身なんかもありますよ。お蕎麦屋さんでお刺身をいただくのも悪くないですよね。
このボタン海老、食べたいですね。」


ということで、ボタン海老のお刺身を注文しました。
で、運ばれてきたのがこちら、
果たして、お蕎麦屋さんのお刺身は如何に・・・



>>今回のお店「本格石臼手打蕎麦 泰庵」さんの詳細はこちら


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